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福岡城の見どころ!歴史に浸りながら観光スポットを散策してみた
- 観光前に福岡城について予習しておきたい
- 福岡城の歴史を知りたい
- 福岡城の散策レビューを読みたい
福岡には159個のお城がありますが、福岡市内の都心部にあるのが「福岡城」です。
天神・博多から近いので、市内に遊びに来た際に立ち寄れるのがポイント。
このページでは、事前に福岡城のことを予習できるように、実際に福岡城に行って観光スポットを紹介しています。
また、より福岡城のことを知ることができるように、歴史やプチ情報なども掲載しています。
これから福岡城に行く方は、参考にしてみてください。
ちなみに「福岡城=舞鶴公園」との認識でOKです!
福岡城とは?
福岡城の観光スポットを紹介する前に、予備知識として知っておきたいことをご紹介します。
事前に知っておくと、実際に観光に行った際により楽しめると思いますので、ちょっとだけお付き合いください。
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築城したのは「黒田官兵衛&長政」
福岡城を築城したのは、大河ドラマで主人公にもなった黒田官兵衛(如水)と、その息子でもある黒田長政。
1601年(慶長6年)に築城が開始され、1607年(慶長12年)に完成しました。
福岡城は別名「舞鶴城」と呼ばれていますが、これは海側から見た時に鶴が羽ばたく姿に似ていたことに由来しています。
ちなみに黒田官兵衛は、豊臣秀吉の軍師として仕えていた人物です。
福岡城がなくなった理由は「廃城令」
福岡城がなくなってしまった理由は、明治6年に出された「廃城令」によるものです。
廃城令とは、ちょ~カンタンに言うと「城が古くなってるから、どうにかしよう」という命令です。
「廃城令」には、2つの処分がありますが、福岡城は「存城処分」となりました。
存城処分 | 廃城処分 |
---|---|
陸軍省の管理下で軍事施設になる | 大蔵省の管理下になり取り壊し&用地売却する |
存城処分と聞くと、「城を保護する」と勘違いしてしまいそうですが…
軍事施設として利用するわけなので、必要ないものは取り壊されたりしたのです。
これにより福岡城はなくなってしまったのですが、一斉に壊されることがなかったことも幸いし、「多聞櫓」だけは当時の位置のまま残っています。
現在は櫓などが再移築されたことで、福岡城としての形を見ることができますよ!
天守閣がないのは諸説ある
福岡城の天守閣については諸説あります。
通説では天守閣がなかったとされていますが、論争の原因となっているのが「天守台(天守閣を乗せるとこ)」があること。
結論は出ていませんが、天守閣がない派とある派の意見を確認してみましょう。
ない派 | 福岡城の絵図「福博惣絵図」に天守閣が描かれていない(1646年) |
---|---|
ある派 | 細川忠興宛の手紙の中に天守閣の記述がある(1620年) |
ちなみに天守台の大きさは「25m(東西)・22m(北南)・10m(高さ)」なので、天守閣があれば5層はあったと推測されています。
福岡城の歴史をサクッと確認
1601年 | 福岡城の築城 |
---|---|
1607年 | 福岡城が完成 |
1853年 | 福岡城の大改修(11代目 黒田長溥 ) |
1871年 | 城内に福岡県庁が入る(廃藩置県) |
1873年 | 陸軍が駐屯する(存城処分) |
1902年 | 鉄物櫓が焼失(火薬が爆発) |
1918年 | 祈念櫓が大正寺に移築 |
1952年 | 福岡県文化財に指定(伝潮見櫓) |
1956年 | 同上(下之橋御門・旧母里太兵衛屋敷長屋門) |
1957年 | 同上(祈念櫓) |
1957年 | 国の史跡に指定(福岡城跡) |
1971年 | 国の重要文化財に指定(南丸多聞櫓) |
1983年 | 祈念櫓が再移築 |
2000年 | 下之橋御門が一部焼失(不審火) |
2008年 | 下之橋御門の修復完了(二層になる) |
2016年 | 南丸多聞櫓の修復工事 |
福岡城の見どころ
福岡城の見どころは、城跡の探訪だけではありません。
城めぐり以外の魅力を感じられる場所ですので、ご紹介しておきます。
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桜や梅など季節を感じられるスポット
福岡城は都心部から近いですが、季節に応じた花見をできるスポットでもあります。
2月 | 梅 |
---|---|
3月 | 梅・桜 |
4月 | 牡丹・ツツジ |
5月 | 牡丹・ツツジ・芍薬・サツキ・花菖蒲・スイレン |
6月 | サツキ・花菖蒲・スイレン・紫陽花 |
7月 | スイレン・蓮 |
8月 | 蓮 |
緑が溢れる城内なので、自然を感じながら散策することができます。
春夏だけでなく、秋の紅葉もキレイです!
イベントが多数開催
福岡城では、イベントも多く開催されています。
有名な「福岡城さくらまつり」「舞鶴公園 梅まつり」「舞鶴公園 藤まつり」をはじめ、「緑のマルシェ」「カレーフェス」など。
イベント時にはキッチンカーグルメなどが出店しているので、城内探訪をより楽しむことができます。
福岡城さくらまつり(天守閣のライトアップ)
3月下旬~4月上旬に行われるのが福岡城さくらまつり。
城内の桜を一目みようと、非常に多くの方が花見に訪れます。
2024年には幻の天守閣が出現してライトアップされたので、非常に幻想的な光景を見る事ができました。
福岡城さくらまつりについては、以下のページで詳しくお伝えしています!
福岡城の観光スポットを散策してきた
ここからは実際に福岡城に行ってきた様子をお伝えしていきます。
福岡城には、色んな観光スポットがありますが、おすすめの散策コースはこちら。
福岡城の公式サイトで掲載されています!
- 上之橋御門跡
- 東御門跡
- 表御門跡
- 天守台
- 多聞櫓
- 名島門
- 旧母里太兵衛邸長屋門
- (伝)潮見櫓
- 下之橋御門
この順番で福岡城を巡ります!
どのくらいじっくり見るかによりますが、最低でも1時間半~2時間半くらいは時間を取っておくと安心です。
上之橋御門跡(かみのはしごもん)
上之橋御門は、城内に入るための門の一つ。
いわゆる正門になるので、藩主が参勤交代などで出入りする際に通過していた場所になります。
攻め込まれた際は燃やして橋を落とせるように、当時は木でできていたそうです。
城内に通じる門は、他に「下之橋御門」「追廻門」があります!
ちなみに桜の時期は、福岡城の花見スポットの一つです。
それに加えて、福岡城さくらまつりが開催されるので賑やかになります。
福岡城さくらまつりのスタンプラリーのスタート場所にもなりますよ!
次の場所に行く途中に「福岡城むかし探訪館」があります。
こちらでは福岡城を400分の1にした立体模型や、福岡城を再現したバーチャル映像を楽しめます。
施設内はそれほど大きくないので、サクッと楽しめるのがポイントです。
ほかにも織田信長から与えられた名刀「はし切長谷部(へしきりはせべ)」や黒田官兵衛の「兜」などが展示してあります。
福岡城の御城印もここで購入できます!
東御門跡(ひがしごもんあと)
三の丸から、二の丸に入る時のメインルートとなる門です。
階段を上がると道が右に折れ曲がっており、攻められにくい構造になっています。
防御力高めってことですね!
東御門は、三の丸から東二の丸へと続く櫓門です。門を入ると右手に直角に曲がる階段があり、攻め手が簡単に攻められない構造になっています。三の丸には黒田二四騎と呼ばれる重臣たちの屋敷がありました。
福岡城案内板
次の場所に行く前にあるのが、「扇坂・扇坂御門(おうぎざかごもん)」ですね。
全国でも非常に珍しい扇形の階段になっています。
通常、お城というのは攻められにくいように通路を狭くするのですが、扇坂はかなり開放的な階段。
なぜ、このように設計したのかは、謎に包まれています。
東二の丸から西二の丸へ続く地点に、扇坂御門と呼ばれる門がありました。絵図から、この門の前には文字通り扇形の階段があったことも分かっています。扇形の階段は、全国の城の中でも珍しい事例です。
福岡城案内板
表御門跡(おもてごもんあと)
表御門跡は、本丸に入るための門だった場所。重厚な造りの門があったようです。
ちなみに、福岡市博多区千代にある祟福寺に行けば、モノホンを見ることができます。
さらに福岡城にハマりたい方は、ぜひ行ってみて!
二の丸から本丸へあがる地点には、櫓形式の重厚な造りの本丸表御門がありました。黒田家の菩提寺である祟福寺の山門として、大将7年(1919年)に移築され、現在もその遺構を見ることができます。日常的に使用される裏御門に対して、表御門は特別な日に使用されました。
本丸表御門の案内板
福岡城の話からちょっと逸れますが、表御門の先にあるのが「桜園」です。
春には視界いっぱいに桜が咲くスポットで、夜にはライトアップされるエリアの一つです。
昼は無料で入れますが、夜は有料になるので注意!
天守台(てんしゅだい)
こちらが福岡城の天守台。
天守台とは、この石垣のことで、その上に乗っているのが天守閣(てんしゅかく)になります。
この時期は、幻の天守閣が復元されているので上に乗っていますが、ちょっと前までは天守台から福岡市の街を一望することができました。
元の展望台に戻るのか、天守閣のままにしておくのか…あなたはどっち派?
多聞櫓(たもんやぐら)
福岡城にあった47の櫓の中で、江戸時代から現在の位置を保っている唯一の櫓です。
敵の侵入を防ぐための物ですが、平時は倉庫などに利用されていたようです。
西側の石垣下から見上げると、侵入難易度の高さが分かりますよ!
名島門(なじまもん)
名島門とは、福岡市の東区にあった「名島城」の脇門です。
黒田官兵衛・長政が名島城から福岡城に居城を移すときに、黒田二四騎の一人である「林掃部」に渡され、邸宅の門として使用されてきたそうです。
その後、なんやかんやあって、この地に移築されたのが現在の名島門です。
三の丸スクエアに続く目印となっています!
旧母里太兵衛邸長屋門
黒田二四騎の一人である母里太兵衛(もりたへえ)の長屋門です。
母里太兵衛の屋敷は、元々天神2丁目あたりにありましたが、野村證券のビル建築の際に取り除かれ、1965年に現在の場所に移築復元されました。
この長屋門は県指定文化財に指定されています。
ちなみに長屋門は、武家屋敷の全面にあり家臣などを住ませていました!
旧母里太兵衛邸長屋門の横から入る道を行くと、黒田如水公御鷹屋敷跡もあります。
今回は詳しく紹介しませんが、黒田官兵衛(如水)の隠居家があったスポットになります。
福岡城さくらまつりのスタンプラリーの記事で紹介しています!
(伝)潮見櫓(でん しおみやぐら)
福岡城の櫓の一つである「(伝)潮見櫓」。
この櫓は元々「潮見櫓」と伝わっていましたが、調査を進めると別の建物が「潮見櫓」ということが分かりました。
「潮見櫓と伝わっていた」という理由から、ヘンテコな名前になってるそうです。
なので、この櫓の本当の名前は未だに不明となっています。
下之橋御門(したのはしごもん)
下之橋御門は城の西側にあり、城内に入るために使用されていた門です。
最初にご紹介した「上之橋御門」と違うのは、こちらは日常的に出入りするために使用された門ということです。
2000年に不審火により焼失しましたが、2008年の復旧工事によって本来の2層の門になっています。
福岡城にある門で、現在も本来の位置にあるのは下之橋御門だけです!
ちなみにココも桜がキレイなスポットとなります。
春の時期に見学予定でしたら、花見も楽しむことができますよ。
ぜひ、福岡城に足を運んでみてくださいね!
福岡城の施設情報・アクセス・駐車場
施設名 | 福岡城跡 |
---|---|
所在地 | 福岡市中央区城内1 |
入場料 | 無料 |
駐車場 | あり(有料:444台分) |
アクセス | 地下鉄:「赤坂」「大壕公園」下車 徒歩8分 西鉄バス:「福岡城・鴻臚館前」「福岡市美術館東口」「大手門・平和台陸上競技場入口」下車 徒歩5分~8分 |
公式 | ホームページ |
福岡城周辺のおすすめホテル
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- 舞鶴公園から近い
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