【PR】今年のおせちは決まりましたか?
【2020年】4月2日から大牟田市役所がブルーにライトアップ!世界自閉症啓発デーin大牟田の実行委員に話を聞いてみた!
2020年4月2日~8日まで大牟田市役所がブルーにライトアップされます。
大牟田市役所は年中ライトアップされていますが、なぜこの時期だけ色が変わるのかあなたは知っていますか?
今回はブルーにライトアップされる理由。そして、そのライトアップに関わる関係者の方にどういった想いがあるのかをインタビューしてきました。
ライトアップの日程
・ライトアップの点灯期間:4月2日~4月8日
・点灯式なし
・点灯時間:19~21時
・作品展:ライトアップと同期間(市役所本庁舎玄関ロビー)
・当事者企画:9月13日
ライトアップの理由は世界自閉症啓発デー!
4月2日~8日の期間は世界自閉症啓発デーとなっており、それに合わせて大牟田市役所が青色にライトアップされているのです。
ちなみに、世界自閉症啓発デーとは、
4月2日から8日を発達障害啓発週間として、シンポジウムの開催やランドマークのブルーライトアップ等の活動を行っています。
自閉症をはじめとする発達障害について知っていただくこと、理解をしていただくことは、発達障害のある人だけでなく、誰もが幸せに暮らすことができる社会の実現につながるものと考えております。
このような理由によって行われています。
自閉症の方々の作品が展示!
※作品は2019年のものです。
ライトアップに合わせて行われているのが、自閉症の方々が作られた作品展。
こちらは大牟田市役所の中で見ることができるので、立ち寄る機会があれば覗いてみてください。
実行委員の方々にインタビューをしてきました!
世界自閉症啓発デーin大牟田として、ライトアップに携われている実行委員の方にインタビューをお願いしました。
市役所を青くライトアップするということは、陰ながら頑張られている方がいるということですよね?
おそらく、実現するまでに数々の苦労があったと思います。
ですので、
- どういった想いがありこの活動に参加されているのか?
- この活動(ライトアップ)を通じての願いは何なのか?
このような質問をぶつけてみました。
古池さん(実行委員長)にインタビュー
仲良くしていた自閉症の子が事故で亡くなった事がキッカケですね。それで、自閉症の人の事を知ってもらう機会が必要だと感じたんです。
世界では自閉症啓発デーに合わせてライトアップをしていたので、大牟田でも同じようにライトアップできないかと考えたのから始まりました。
最初は細々としててもいいので、ライトアップができればいいと思っていたのですが、皆さんのサポートがあり、大牟田市役所でライトアップをできるようになりました。
苦労という意味では、ライトアップを実現するまでの過程ですね。皆さんのサポートがなかったら到底ここまで来れなかったと思います。
苦労とは少し違うかもしれませんが、実はライトアップの色を青に変えるのは全て実行委員の手によって行われています。
特に1年目は、要領が分からずにあたふたしていたのを覚えていますね。
ライトの上に専用のシートを貼るんですが、素人がしているせいもあって…次の日の強風でほとんど剥がれてしまったんですよね(笑)
それで、1週間青色にライトアップする予定が、青色になったのは1日だけになってしまったのは覚えていますね。
一般の人が、自閉症の方に出会ったら分かるようになってくれたらいいですね。
多くの人が知らないから分からないと言われますが、出会っても自閉症と分からない方が多いと思うんです。
なので、今まで気付けなかった人が、気付いてくれるようになったらいいですね。
また、自閉症啓発デーのシンボルカラーの青色は、癒やしの色と言われています。
このライトアップを見た人が優しい気持ちになってほしいという願いもありますね。
叶さんのインタビュー
一番はうちの子どもが自閉症なので、自閉症のことを他の人達に知ってほしいという気持ちがありますね。
また、自閉症の子や大人が生きやすい社会になってほしいという想いがありますね。
一番は知ってほしいということですね。
ライトアップされているの見て、「何の日なのかな?」「あ、自閉症の日なんだ!」「自閉症って何だろう?」と、知るキッカケになればと。
この活動をすることで、あの人変わってるなと思っていたのが、「あ、そういうことか!」って少しでも分かってくれると思うんですよ。
分かると距離が縮まるというか…、理解が深まりますよね。
いっぺんに進むことは難しいと思いますが、小さく一歩ずつでも理解が広まってくれたらいいなと思っています。
北岡さんのインタビュー
私自身が障害者の施設で働いているというのもありますが、自閉症の人とモノ作りをする企画があり、それに参加したのキッカケですね。
その後、色んな方々との関わりが増えてきて、自然とこの活動に参加するようになりました。
まずは知ってもらいたい!ということですね。
(自閉症のことを)言葉として知っているのではなく、身近にこういう人もいるんだなぁということを知ってほしいですね。
まず自閉症の人は青色が好きなので、青色を使用しています。
ポスター内の青は濃さが違った色になっていると思いますが、これは自閉症の人は一人一人違うんだよということをイメージしています。
次に幾何学的な模様にしているのは、感覚過敏の症状がある人の視覚的な部分を表現しています。
自閉症の人の感覚過敏(かんかくかびん)って? |
---|
自閉症の方の症状の一つに「感覚過敏」があるそうです。 感覚過敏とは、感覚(視覚・聴覚・触覚・味覚)が鋭すぎること。例えば、聴覚が過敏な場合は、小さな音でも大きく感じたり、必要以上に雑音などを拾ってしまうそうです。 |
先日、視覚に障害がある人のVR体験をしてきたんですが、明るいところを見るとノイズが入ったり、歪んで見えたりとかあるんでよね。
なので、感覚過敏のところとか感覚的な障害の部分などを含め、色々しってほしいという思い込めて表現したんですよ。
花田さんのインタビュー
古池さんに誘われたのがキッカケですね。自分の妹の小学校の時の担任で、私自身も面識はあったんです。
で、うちに施設に来ていただいて、自閉症の勉強会を開いてもらったんです。その時にお誘いをうけて、実行委員として参加するようになりました。
自閉症の方の事を、一般の人にもっと知ってもらいたいというのがあります。
(自閉症の方は)理解をしてもらえなくて住みにくいところもあると思うので、少しでも住みやすい地域になってくれたらいいと思っています。
ライトアップされた市役所を見て、「これ何だろう?」とチラシを取ってもらって、啓発活動に繋がっていけばと。
まとめ
大牟田市役所を青く染めるライトアップには、世界自閉症啓発デーが関係しているんですね。
このライトアップに少しでも多くの人が興味をもち、自閉症の方々のことを少しでも知ったり、考えたりする機会になってくれるといいですね。
大牟田市役所では、作品の展示やチラシも配布されているので、ぜひ手にとってみてくださいね。