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【大牟田市】おおむた大蛇山まつりの楽しみ方!実際に行ったレビューと合わせて紹介
- おおむた大蛇山まつりの楽しみ方
- 実際に行ってみたお祭りの雰囲気
- 観覧におすすめのスポット
福岡県大牟田市で毎年7月に開催されているのが「おおむた大蛇山まつり」です。
恐らくこのページを見ている人は、「名前は聞いたことはあるけど、どんな祭りなの?」とギモンに思っているのではないでしょうか。
そこで、このページでは、おおむた大蛇山まつりの楽しみ方を始め、実際に行って見て感じた雰囲気をお伝えしていきます。また、観覧におすすめのスポットなど、行ったからこそ分かる情報をまとめています!
おおむた大蛇山まつりにちょっと興味ある方や、事前に情報収集をしたい方は参考にしてみてくださいね。
スケジュール詳細はこちら
おおむた大蛇山まつりとは?
まずはどんなお祭りなのか知りたい方のために、概要を簡単に解説します!
おおむた大蛇山まつりの主役となるのが、名前に入っている「大蛇山」です。
大蛇山とは、いわゆる山車(だし)のことで、大蛇の形をしているのが特徴的です。
この大蛇山は、和紙・竹・わらなどを組み合わせて造っており、その大きさは全長約10メートル、高さ約5メートル、重さが最大3トンにもなります。
おおむた大蛇山まつりでは、鐘や太鼓の音と共に大蛇山が街を練り歩く姿を見る事ができます。ポイントはただ練り歩くだけでなく、大蛇の顔を大きく揺らし口から花火や煙幕を吐くこと!
威勢が良い掛け声と共に荒々しくも勇壮に進む姿に、見ているこっちも心がアツくなります!
大蛇山の歴史
大蛇山の始まりは、諸説ありますが1640年~1852年の間と考えられています。
その根拠となっているのが、以下のような記録です。
「嘉永(かえい)五年(1852年)三池祇園の祭りで、約三十人が山をひき、製作には竹・角縄・煙硝・硫黄が使われた」
これが大蛇山に関する記述だと考えられています。
そして、祭りのしきたりについて記述がある箇所には、「「往古より変わらず」とされているので、大蛇山の始まりは1852年よりもっと前だと言われています。
大蛇山の発祥の地である三池祇園宮が建造されたのが1640年ですので、大蛇山の始まりは「1640年~1852年」の間とされています。一説によると「1640年~1791年頃」に始まったとも。
簡単な歴史表
【タップして確認する】
1640年 | 三池祇園宮(みいけぎおんぐう)が建造 |
?年 | 柳川藩主から三池祇園宮に山車が贈られる |
1852年 | 大蛇山の記録と思われる記述 |
1852年 | 三池藩主から三池新町弥剱神社(やつるぎじんじゃ)に山車が贈られる |
1871年~ | 大牟田の各地に広がる |
開催日程
おおむた大蛇山まつりが開催されるのは、「毎年7月の第4週土曜日・日曜日」の2日間になります。
開催日で以下のようにプログラム内容が異なります。
開催日の主なプログラム
土曜日 | ■一万人の総踊り ■祇園六山巡行 |
---|---|
日曜日 | ■ちびっこ大蛇・ちびっこみこし ■大蛇山大集合パレード |
お祭りのメインとなるのは「祇園六山巡行」「大蛇山大集合パレード」です。いわゆる大蛇山と言われる山車が動くのを見ることをできるのがこちらです。
1日目は六山(ろくざん)と言われる伝統的な大蛇山が練り歩き、2日目は市内外から六山以外の大蛇山が集合します。
ここで問題になるのが、どっちに行ったら楽しめるのか…ということですよね(笑)
両日行くのが一番楽しいかと思いますが、あえて選ぶなら2日目の「大蛇山大集合パレード」かなと思います。
というのも、1日目は大蛇山が6基なのに対し、2日目は12基の大蛇山を見ることができます。また、2日目に集合する大蛇山というのは、白い大蛇や赤い大蛇など伝統に縛られていない自由な発想の大蛇山を見ることが出来るので、そういった意味で2日目に行く人もいるみたいです。
ムズかしい問題ですが、初めての大蛇山でどっちかにしか行けないなら2日目ですかね…!
おおむた大蛇山まつりの開催場所
おおむた大蛇山まつりの開催場所は「おまつり広場(大牟田市大正町周辺)」です。
開催場所だけ分かっても、どこで見ようかな…って思う人もいるのではないでしょう。
詳しくは、下記の「観覧におすすめのスポット」で紹介しているので、気になる方は先にチェックしてみてください!
おおむた大蛇山まつりの楽しみ方
ここからは実際に行ってみた雰囲気をお届けしながら、おおむた大蛇山まつりの楽しみ方についてお話していきます。
街を練り歩く勇壮な「大蛇山」
必ず見ておきたいのが街を練り歩く「大蛇山」です!
開催日におまつり広場「大正町」にくればイヤでも見ることができますが(笑)
「ヨイサ、ヨイヤサ!」と威勢の良い掛け声と共に大蛇山が練り歩くシーンを見ることができます!
土曜日は6基、日曜日は12基の大蛇山を見ることができますが、顔の形や色、大きさなどが違うのでお気に入りの大蛇山を探してみてくださいね。尻尾部分ももちろん違います!
ちなみに、掛け声も各大蛇山によって異なります。
三池(本町・新町) | わっしょい、わっしょい! |
その他 | ヨイサ、ヨイヤサ! |
全部が全部に当てはまるわけではありませんが、大体このように分類できます!
六山競演(土曜日)
土曜日のメイン中のメインとなるのが「六山競演」
このプラグラムでは、伝統がある6基の大蛇山が一ヵ所に集合して盛り上げてくれます!
ちなみに映っているのは三池本町と三池新町の大蛇山です。
同じ地区の隣り合ったエリアなので、昔は張り合っていたようですが…。そういった背景を踏まえると、横で並んで盛り上げている姿を見ると感傷深いものがあります!
六山競演は、大正町3丁目交差点で19時くらいから始まります!
大集合パレード「アピールタイム」(日曜日)
日曜日のメイン中のメインとなるのが「アピールタイム」です。
アピールタイムは、各大蛇山ごとに数分間の時間が設けられており、1基ごとにPRするプログラムです。
大蛇山の激しい動きに合わせて口から出る花火や煙幕、勇ましい掛け声やお囃子、女衆の踊りなどじっくりと楽しめるのがアピールタイム!各大蛇山の違いや特徴を見ることができます。
アピールタイムは、大正町3丁目交差点で19時30分くらいから始まります!
無病息災を願う「かませ」
おおむた大蛇山まつりの「祇園六山巡行」「大蛇山大集合パレード」内で行われるのが「かませ」です。
かませとは、大蛇山の口に入れて無病息災を願う神事で、主に小さい子供が行います。泣けば泣くほどご利益があると言われているので、かませを行う方も頑張りどころになります(笑)
ちなみに、小さい子供以外だけでなく、ペットやご年配の方も「かませ」を行うことができるみたいです。
かませに関するよくある質問
【疑問をスッキリさせる】
かませがある場所は?
おまつり広場(大正町)です。大正町2丁目交差点などで行われます。
かませの時間は?
両日とも20時過ぎくらいから始まります。かませの時間は45分くらい設けてあります。
上記の時間に行けない場合は、大蛇山がある区域に行きましょう!例えば、龍山會という大蛇山は新栄町周辺が区域になります。新栄町(新栄町大蛇山交流プラザ)に行けばかませをしてもらうことができます。
詳しくは、その大蛇山の関係者に聞いてみましょう!
かませの費用は?
かませに費用は決まっていませんが、1,000円~をお気持ちとしてお渡しするのが基本です。
かませの時間帯は、通行禁止エリアに観覧車が入ることになります。
なので、どこを見ても「人・人・人」状態に!人口10万人くらいの街ですが、新宿と間違えるレベルになります(笑)
迷子にならないようご注意くださいね!
女衆の「踊り」や「お囃子」
大蛇山だけに目が行きがちですが、祭りをさらに彩っているのが女衆の踊りや太鼓や鐘・横笛などのお囃子です。
特に女衆の踊りは、各大蛇山ごとに趣向を凝らした振付を考えられており、見る人を楽しませてくれます。
華があると祭りが映えますよね!
大蛇山を締めくくる「山崩し」
大蛇山のラストを締めくくるのが「山崩し(やまくずし)」です。
山崩しとは、大蛇山を取り外すイベントです。
以前は、子供達が大蛇山に飛び乗って、大蛇の「牙」や「目玉」などを剝ぎ取っていました。この大蛇山の一部を持ち帰ることで、無病息災や家内安全の縁起物として信じられていたからです。
現在も山崩しは行われていますが、かなり安全面に配慮されて行われています。
基本的に山崩しが行われるのは、おおむた大蛇山まつりの日曜日なので最後のお楽しみということになります。(大蛇山によっては後日するところも。)
ちなみに、大蛇の部位で一番ランクが高いのが「目玉」!そして、左の目玉は最高ランクです!
私が参加していた時は、大蛇山に飛び乗って山崩しをするタイプでした!その時は争奪戦がエグかったです(笑)
1年間かけて造られた大蛇山が「山崩し」でゼロの状態に!そこから1年かけて新しい大蛇山を製作していきます!
1万人の総踊りやちびっこ大蛇など
この他にも大牟田市や周辺の団体・グループが参加する「1万人の総踊り」や、子供達が中心になる「ちびっこ大蛇」など様々なプログラムが用意されています。
メインイベントの前にあるので、ちょっと早めに来て楽しむのもアリです!
特に1万人の総踊りは、飛び入り参加OKらしいです!我こそはという方は、挑戦してみて下さいね!
炭坑節の踊りを覚えておきましょう!
観覧におすすめのスポット|穴場あり
おおむた大蛇山まつりをどこで観覧すれば楽しめるのか分かりにくい…!
そう思っている方のためにおすすめのスポットをご紹介します!
- 大正町3丁目交差点(有料席あり)
- 大正町2丁目交差点
- 新栄町大蛇山交流プラザ
- JACK(穴場スポット)
一つずつご紹介します!
大正町3丁目交差点(有料席あり)
大正町3丁目交差点(地図を確認)
王道の観覧スポットとなるのが大正町3丁目交差点です。
おすすめする理由は、メインイベントである「祇園六山競演」や「大蛇山大集合パレード(アピールタイム)」がココで行われるからです。また、有料席があるので大蛇山をじっくり見たい方は、この場所で見れば間違いないです。
東側の歩道方面に居れば、仮設トイレがすぐ近くにあるのもポイント高めです!
大正町2丁目交差点
大正町2丁目交差点(地図を確認)
カラオケBanBanが目印になる大正町2丁目交差点!
こちらも大蛇山を間近で見ることができますし、「かませ」の時はすぐ目の前で開催されます!
おすすめの理由は、一本道路を入ったら繁華街になること!疲れたら居酒屋で「一杯!」なんてこともできるからです♪
デメリットは、交通規制がある道路のちょうど中間地点ということです。時間帯によっては反対側に渡るのが困難になるので、注意しておきましょう。
新栄町大蛇山交流プラザ
新栄町大蛇山交流プラザ(地図を確認)
厳密に言うと、おおむた大蛇山まつりの会場である「おまつり広場」からはハズれているのですが、ポイントさえ満たせばおすすめできるスポットになります。
- 駅から歩くのがしんどい
- 屋台グルメが近くにあるスポットがいい
- 1基の大蛇山を見れれば満足
新栄町大蛇山交流プラザは、西鉄新栄町から徒歩2分圏内にあるので歩きたくない方でも行けるスポットです!
そして、ここではおおむた大蛇山まつりに合わせて、別のイベントが行われているのでキッチンカーなどのグルメが揃っています。また、このエリアには龍山會という大蛇山がいるので、わざわざおまつり広場まで行かなくても大蛇山の雰囲気を楽しむことができます。
注意点として、日曜日の大蛇山大集合パレードの時は大蛇山がいなくなります!(18:00-20:00くらい)
逆に言うと、その時間帯さえ把握しておけば、大蛇山を楽しめるおすすめスポットの一つになります!
supper・BAR・JACK(穴場スポット)
穴場スポットを探している人は、大正町2丁目交差点にある「supper・BAR・JACK」を要チェック♪
お店が2階にあるので上から見下ろすことができますし、ソフトドリンクやアルコールの販売もあります。
屋台グルメを楽しむ
お祭りの楽しみの一つと言えば、「屋台」で食べるグルメですよね。
おおむた大蛇山まつりでも屋台の出店はあり、各地点ごとに10店舗~20店舗くらい集められています。
屋台マップ
- たこ焼き
- 串焼き
- はし巻き
- かき氷
- ソフトドリンク・アルコール
などなど、基本的な屋台グルメを楽しむことができます。
おまつり広場(大正町通り)から、一本道を入れば地元の飲食店が店先でも色んなグルメを売っています。
おまつり広場周辺は繁華街なので、色んなグルメを楽しんでみてくださいね♪
休憩がてらはしごしましょう!
まとめ
- メインの「六山競演」「アピールタイム」は見逃せない
- 小さいお子さんがいるなら「かませ」は要チェック
- 「山崩し」で大蛇山の最後を締め括ろう
福岡で開催されるイベントをもっと知りたい方は、下記リンクから!